2011年12月28日水曜日

「forget-me-not(忘れな草)」のお話

こんばんは。
本日はforget-me-notというお店の名前について、少しお話ししたいと思います。


forget-me-notとは忘れな草の英名です。
忘れな草はそれ自体にバックストーリを持つお花で、このような伝説があります。


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中世ドイツの悲恋伝説に登場する主人公の言葉に因む。
昔、騎士ルドルフは、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を、恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたが、誤って川の流れに飲まれてしまう。
ルドルフは最後の力を尽くして花を岸に投げ、
Vergiss-mein-nicht!((僕を)忘れないで)」
という言葉を残して死んだ。
残されたベルタはルドルフの墓にその花を供え、彼の最後の言葉を花の名にした。


花言葉の「真実の愛」「私を忘れないで下さい」もこの伝説に由来する。
(出典:wikipedia「ワスレナグサ」)


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何ともロマンチック(?)な伝説を持つこのお花なのですが、実際の忘れな草は、非常に地味で存在感の無いお花です。
しかし、だからこそ、このような名前なのかもしれません。


For-Get-Me-Not
For-Get-Me-Not / Satoru Kikuchi




大きくて立派なお花達に埋もれている小さくて可憐な青い花。
その小さな花が「私を忘れないで」と一生懸命伝えようとしている。
何とも健気で胸を打つ情景ではないでしょうか。


私たちのお店、forget-me-notも決して派手なお店にはならないでしょう。
しかし、それでもお客様の心の中にそっと残り続ける、確かな存在感のあるお店になりたいと願っております。
いつの日かお会いできるその時まで。




それでは、また。




※ 次回のブログ更新日は 12/31 22:00 です※

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