お月見イベント前夜

皆様こんばんは。
forget-me-notではいよいよ明日からお月見イベントが始まります。
さて、この「お月見」ですが、皆様この行事についてどの程度ご存知でしょうか。
今回はこの場をお借りして、実は深いお月見の風習について少しお伝えしてみたいと思います。


「お月見」とは、旧暦の8月15日に月を鑑賞する行事で、この日は「中秋の名月」「十五夜」「芋名月」などと呼ばれます。
この日には、お団子やお餅（中国では月餅）、ススキ、サトイモなどをお供えして月を眺めるのが一般的とされます。

旧暦は月の満ち欠けで日付が決まるので、現在使われている太陽暦とは異なったシステムで日付が決まります。
従いまして、月見の日付も年によって一定しません。
ちなみに今年は9月30日ですが、去年は9月12日でした。

また、中秋の名月は必ずしも満月とはなりません（！）。
1日2日ずれることもあるのですが・・・、
今年の中秋の名月、9月30日は見事に満月のようです。

8月15日だけではなく、9月13日にも月見をする風習があるのをご存知でしょうか。
こちらは「十三夜」「後の月」「栗名月」などと呼ばれております。
十三夜には月見団子の他に、栗や枝豆をお供えします。
各地には「十五夜をしたなら必ず十三夜をしなければならない」という言葉が伝えられており、片方だけの月見を嫌う風習があるとのこと。
今年の十三夜は10月27日となります。
どうぞ皆様お忘れなきよう・・・。



これ以外にも、中秋の夜に雲などで月が見えないことを「無月（むげつ）」、中秋の晩に雨が降ることを「雨月（うげつ）」と呼び、月が見えないながらもなんとなくほの明るい風情を賞する。とか、
俳諧では中秋の名月の前の日の夜を、「待宵（まつよい）」後の日の夜を「十六夜（いざよい）」と呼んで、名月の前後の月も愛でる。とか、
とかく風情、情緒溢れる言葉が並び、秋の到来と野山の豊かな自然を思い起こさせるのが、このお月見というイベントなのです！！



ということで、長々と説明をしてしまいましたが、このなんとも風情、情緒溢れる行事をforget-me-notでも皆様に感じて楽しんでいただこう。というのが今回のイベントでございます。
どうやら店内からも満月を愛でることができるみたいですよ。




明日からのお月見イベント、皆様のお越しを心よりお待ちしております。